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カイシャデイズ

あのとき語り合った夢をおれたちは実現できたのだろうか。

「チーフは江沢リーダーと呑みにいったことないですか」
「昔はちょくちょくいってたが最近はない」
 十数年前のことを高柳は思いだした。
 酒の席ではお互いの仕事の不平不満から始まり、会社や上司の悪口をしこたま吐きだした。そのあとどうすれば会社がよりよくなるか真剣に議論を重ねた。このままではココスペースはだめだ、きたる二十一世紀にはわれらで改善をはかり、より発展させよう。恥ずかしげもなくそうした会話を日々、くりかえしていた。
 二十一世紀がやってきてもう十年近い。
 あのとき語り合った夢をおれたちは実現できたのだろうか。

山本幸久.カイシャデイズ(文春文庫)

ねこです。

わかいころは どうりょうと しごとがえりに のみにいったりして
わかいからこその どうにもならない もどかしさを おさけで のみながすと ききました。
おねいさんも しんじんのころは 1こうえ 2こうえの せんぱいに つれられ
のんだり のまされたり ハングリータイガーたべたりの ひびでした。
せんぱいや どうりょうや おねいさんが あつくなればなるほど
りょうりはさめ、さしみはひからび、からのジョッキだけが テーブルにならぶ
そして とちゅうのえきまでしかいかない しゅうでんにのり えきから トボトボ あるく
いわゆる わかげのいたりって やつです。

だんだん しゃかいのことや かいしゃのことが わかってくると
そういうものなんだと みょうに ものわかりが よくなってしまい
「じぶんたちが かえていくんだ!」みたいな ねつりょうは さめて
そのぶん ハングリータイガーの おにくは あつあつで
ただただ むごんで ひたすらに おにくを たべるのでした。

しゅうしょくしたら おとなになるものだと おもっていたけれど
こうやって そこから またいちだん おとなになることを しりました。

ときはたち おねいさんも それなりに えらくなり
いまこそ かいしゃを ちょっぴり かえられるような たちばになってきたけれど
おねいさんの つくった このかんきょうを「じぶんたちが かえていくんだ!」と
りょうりがさめるほど あつくかたるべく のみにいく しんじんたちを みていて
なつかしくなる おねいさんなのでした。