観覧車

男は、噓をつくのだ。

 唯は、両手で顔を覆った。嗚咽が、静かな車内に切れ切れに流れる。
 あたしも信じていた。
 貴之は、自分から望んであたしを捨てたのではないと。
 誕生日のプレゼントを楽しみにしていて、と彼は言った!
 だが。
 男は、噓をつくのだ。
 決してついてはならない、噓を。

 雨に濡れてすっかり色の抜けた白い花びらが、どこからか運ばれて来て窓ガラスに貼り付いた。唯の瞳の中で、花びらが静かに流れて、消えていった。

柴田よしき.観覧車(祥伝社文庫)

ねこです。

おとこ は うそ を つく。
うそ を つくと はな が のびる にんぎょう も
おおかみ が くるぞー と うそ つく しょうねん も
おいしいうそ の ちんけんみんさん も おとこでした。
けしからん よのなかです。

うそつき は どろぼう の はじまりって きいたことが あります。
いきつくさき は ルパン。
ねこ は こころ を ぬすむ こいどろぼうなら ちょっと ありだと おもいます。

潔白

ひと手間かける。仕事ってやつだな。

〝日本一の寿司屋〟は、薄野の南端の雑居ビルの四階にあった。清潔な白木の付け台の向こうで、実直そうな初老の主が、せっせと小魚の骨を抜いている。
「親爺、それは何だい?」
 西尾が横柄に訊く。
「鰯の昆布締めで。こいつをさっと炙りましてね」
「旨そうだ、それをくれ」
「へい」
「ふふふ。刺身を酢飯に載っけりゃ寿司ってもんじゃない。ひと手間かける。仕事ってやつだな。それが寿司だ」

青木俊.潔白(幻冬舎文庫)

ねこです。

ひとてま くわえると おいしくなる ふしぎ な まほう。
おねいさん は さいご の さいご に ひとてま かけます。

ぎゅうどんには しちみ を ざっざ と かけ
やきそばには くろこしょう を ごりごり かけ
はかたラーメンには しろごま を しょしょ と かけます。

あーなんてこと。
ひとてまって そういうことじゃ ないらしい。
でも おいしければ オッケーです。

幻夏

人と違っていることをプラスと考えるかマイナスと考えるかは自分次第だ

 相馬は、スクランブルエッグとハムとチーズの熱々のホットサンドを頰張る修司を眺めつつ、二十歳そこそこの目覚ましい回復力に感嘆した。医者の話では頭を打ったことによる後遺症は今のところ見られず、二、三日様子を見て問題がなければ退院して良いという。
「けど、その倉吉って人、相馬とかと一緒に動いたりして大丈夫なのか?」と、修司がとろけるチーズの糸を引きながら尋ねる。
「大丈夫だ。あの人はマイナスをプラスに変える人だから」
「なんだよ、それ」
 相馬は倉吉が屈指症で生まれつき左手の小指と薬指が曲がっていることを話した。
「人と違っていることをプラスと考えるかマイナスと考えるかは自分次第だと言ってた。あの人はそれをバネに頑張って来たんだと思う」
「へぇぇ。っていうか、とりあえず相馬は自分がマイナスだって自覚はあるわけだ」

太田愛.幻夏(角川文庫)

ねこです。

マイナス を プラス にする しこうほう みたいなほん めっちゃ でています。
ちょうしょ と たんしょ は うらがえし なので
マイナス な ことも あるめん から みれば プラスってこと あります。

よくきくのが
しんぱいしょう → しんちょう
おせっかい → めんどうみ が いい
けいかくせい が ない→こうどうりょく が ある

おねいさん の おっちょこちょいちょいちょい な せいかく は
プラスしこう で かんがえると なに に なる?
あんまり しっくり くる プラスしこう うかばないので しらべてみたら
てんしんらんまん
って でました!
おねいさん は てんしんらんまん!

えっと これ プラスで いいのかな?