自分が大好きな言葉をはじめて会った人が大切にしているなんて知ったら、誰だってちょっとした運命みたいなものを感じちゃうと思う。
休み時間に知佳が会いに来てくれるときは、隣の伊福くんも話に加わる。
喜多川泰.スタートライン
わたしは、最初に見たときから、彼のことが気になっている。
単なる興味か、恋愛感情の一歩手前かわからない。
伊福くんがクリアファイルに書いている言葉は、二年生のときに輝兄ちゃんが授業で紹介して、気に入ったからそれを書き写したものだって教えてくれた。
だから、本当の偶然というよりは、まあ、そういうことだって起こりえるんだけど、それでも、自分が大好きな言葉をはじめて会った人が大切にしているなんて知ったら、誰だってちょっとした運命みたいなものを感じちゃうと思う。
ねこです。
はじめて あった ひと と ぐうぜん にも きょうつうてん が あると
ちょっと うんめい を かんじる もの。
ちなみに ねこ の すきなことば は「もふもふ」ですが
にほん に ざいじゅう の みなさん わりと すきな ことば な ようです。
これは きっと おねいさん も すきなことば に ちがいない!
そうおもって おねいさん にも すきなことば きいてみました。
ふんふんふん ふんふんふんふん
おねいさん の すきなことば は「きらめき」だって。
がーん。
ねこ は おねいさん と うんめい かんじられませんでした。
でも ねこ は おねいさん の ゆいいつむに な そんざい。
つまり うんめい を ちょうえつ した そんざい なのです。
なので もんだいなし!
たぶん。
ところで ゆいいつむに って ことば も いいなって おもいました。
なんとなく むにむに していて すてき です。
これから も ゆいいつむに な そんざい で いられるよう
がんばります。