ワンクリ」カテゴリーアーカイブ

恋する寄生虫

ときには、他人の目から見えているもののほうが真実に近いということもあるかもしれない

「……ねえ、高坂さんは、こんな風に考えたことはない?」
──自分には、一生、伴侶と呼べる相手ができないんじゃないか。
──自分はこのまま、誰と愛し合うこともなく死んでいくんじゃないか。
──自分が死んだとき、涙を流してくれる人間は一人もいないんじゃないか。
「私はフタゴムシじゃないから、ときどき、眠りにつく前にそんなことを考えちゃうんだ」佐薙は感情を込めずに淡々と言った。「高坂さんは、こういう気持ち、わかってくれるかな?」
 高坂は深く肯いた。「僕も、似たようなことをしょっちゅう考えるよ。外を歩いていて、いかにも幸福そうな夫婦を見かけたとき、しみじみと思う。『あれは、自分には一生手に入らないものなんだろうな』って。そのたびに、たまらなく悲しい気持ちになる」それから一息置いて、こうつけ加えた。「でも、佐薙がそんなことを考える必要はないと思う。君は僕よりもずっと若いし、聡明だし、はっきり言って見た目もいい。欠点を補って余りあるものを持っている。今のうちから悲観することはないんじゃないかな」
 佐薙はゆっくりと首を振った。「高坂さんは、私のことをよく知らないからそんなことを言えるんだよ」
「そうかもしれない。でも、自分が一番自分のことをよく知っていると思ったら、それも間違いだよ。本人だからこそ見逃している部分もある。ときには、他人の目から見えているもののほうが真実に近いということもあるかもしれない」
「……そうだね。そうだったらいいね」

三秋縋.恋する寄生虫(メディアワークス文庫)

ねこです。

じぶんの ことは じぶんが よくしってるって おもいがちですが
あんがい そうじゃないみたい。
せいかくしんだんとか ちょっとまえに はやった MBTIとか やってみると
いがいな じぶんを しることができたりします。

ねこは じぶんでは いやしけいの ゆるキャラという にんしきですが
もしかしたら たにんからは そうは うつってないのかも。

かんがえれば かんがえるほど わからなくなるし
おねいさんに きいても ふつごうなことは
ごまかされるに きまってる!

ききたいことも きけない こんな よのなかじゃ
と びみょうに かしが ちがう きが しなくも ないですが
たにんに どう おもわれていても
じぶんらしさを もって いきていく
それくらい つよい ねこで ありたいです。

たったひとつの、ねがい。

人が笑うというのはそれなりに満足感を得るものだ。自分が心から笑うことの、次に。

 羽澄は検索サイトに手早くなにかを打ち込み、画像を表示させた。
 どこの店のものか知らないが、ケーキの画像が画面いっぱいに広がる。
 花畑のように賑やかな色合いだが、それを俺に見せてどうするんだ。
「なんだこれは」
 とんとんと、羽澄が画面のケーキを直接指差す。……もしかして。
「……まさか、次回はこれ買ってこいと?」
 羽澄がこくんと、それはそれはかわいらしく頷いた。こらこら。駄目出ししてくるとは予想外だったぜ。『言わないと分からないだろお前』みたいな目で見つめられて、仰るとおりと右肩をすくめる。「分かったよ」と頷くと、羽澄も少し嬉しそうに顎を引いた。その後は『出て行け』とばかりに冷たい目となったけれど。
 なんなんだかね、こいつは。
 困惑こそあるが、金魚の背中を軽く叩いて、ほんの少しだけ羽澄が笑う姿を見せつけられると、なんとなく許してしまうものがあった。
 俺に笑いかけたわけではないし、心を許したわけでもないだろう。
 だがしかし、人が笑うというのはそれなりに満足感を得るものだ。
 自分が心から笑うことの、次に。
 こいつの望んでいることは分からんが、少しは喜んでくれたようでなによりだった。

入間人間.たったひとつの、ねがい。(メディアワークス文庫)

ねこです。

にんげんは ひとが わらうことに まんぞくかんを えるみたいです。
M-1グランプリや R-1グランプリや キングオブコントみたいな
たくさん わらわせると いっとーしょーてきな イベントがあります。

ねこも いつか M-1グランプリでて ゆうしょー したいです。
ひとを たくさん わらわせる じしん あります。
でも M-1は ふたりで でないと いけないので まずは あいかたを さがすひつようあり。

あ、あいかたって おねいさんでも いいのかな?
ねこと にんげんの コンビって いままで ないよね?
これは すごいことに なりそうです!ゆうしょーまちがいなし!
さっそく おねいさんを せっとくしてきます!
コンビめい かんがえないと!

君が死にたかった日に、僕は君を買うことにした

人の心なんかいつか変わるだろ。永遠なんてありえない

 賞味期限切れの食事を持ち寄って。三年間傍にいた。
 たったひとりの友人で、親より優しかった。
 一緒に改札を抜けた。ホームで電車を待つ。豊田が言った。
「結局さ、大丈夫そうなん?バイト」
「さあ。いつ終わるかも分からん。明日にはもう要らないって言われるかもな」
「もしかしたらずっと続くかもよ。十年後だって一緒にいるかも」
 それはない、と言う。半分は願望だった。
「人の心なんかいつか変わるだろ。永遠なんてありえない」
 いつか失くなるものだ。それに俺はきっと、奴を大事にはできない。
 大事にされなかった人間が、大事なものの扱い方を知ることはない。
 だから長くは続かない。

成東志樹.君が死にたかった日に、僕は君を買うことにした(メディアワークス文庫)

ねこです。

かわりやすいことを あらわす ことわざで
「おんなごころと あきのそら」とか いったりしますが
おんなごころのみならず ひとの こころは かわるもの。
「はなぞめの うつろいやすき ひとごころ」なんて うたも こきんわかしゅうに でてきます。

それくらい ひとの こころは かわるのです。
なので きをつけないと いたずらばっかりの ねこも
おねいさんに すてられちゃうかも。

すてられちゃったら ねこは ノラせいかつ。
ノラは ぐんたいより つよい ってきくので
ねこも つよく いきていきたい。

でも ほんしんは すてられたくないので おとなしく しておきます。