猫のお告げは樹の下で

自分のいるところが真ん中。自分が本当に思うことが真ん中。自分の中の真ん中。それがこの世界の、真ん中だ。

「これね、ぼくへのお告げなんだって。だからずっと、真ん中に行くにはどうしたらいいんだろうって思ってたけど、やっぱり無理だった。ぼくは端っこがちょうどいいみたいだ。苔だってそうだもの。道路の縁とか、コンクリートの隙間とか、花壇の隅とかね。真ん中って、ぼくにはひどく疲れる」
 姫野先生は「うん」と顎を引いた。それは肯定の「うん」ではなくて、ちょっと立ち止まるような疑問のうなりだった。

「道路の縁を端っこって感じるのは、人間だけじゃないか?苔は自分が地球の中心だって思って生きてるのかも」

 すとん、と何かが心の奥に着地した。ミクジがベンチから降りるときみたいに。
 そうだ。苔はいつも、真ん中にいるんだ。
 自分のいるところが真ん中。自分が本当に思うことが真ん中。自分の中の真ん中。それがこの世界の、真ん中だ。

青山美智子.猫のお告げは樹の下で(宝島社文庫)

ねこです。

ねこの まんなかは せかいの まんなか。
まんまんなかです。
せかいの ちゅうしんで にゃーと さけぶ ねこです。

げんじつ せかいでは エアーロズロックが「ちきゅうの ちゅうしん」と よばれています。
エアーズロックは めちゃくちゃ おおきい 1まいいわですが
じつは せかいで 2ばんめに おおきい 1まいいわ だそう。
2いでも「ちきゅうの ちゅうしん」なのれるので
2いじゃ だめなのか かくにんしたいひとも あんしん。

ちなみに べつめい「ちきゅうのへそ」というんだって。
そう あの ドラゴンクエスト3にでてきた もとネタです。
「ひきかえせ」「ひきかえしたほうがいいぞ」といわれ
ねこは すなおに ひきかえしてました。
あれは どうやら ひきかえしちゃ だめな ごようす。
んな むちゃな。
おんなごころと あきのそらくらい よむの むずかしいです。

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