三日間の幸福

あなたが左肩を濡らしていることには、とっても温かい意味がある、ってことです。

 外ではいつの間にか、夏特有の急な大雨が降っていた。濡れるのを覚悟で外に出ようとすると、金髪の店員がビニール傘を貸してくれた。
「あなたが何をしようとしているのかはよく分かんないですけど、何かを成し遂げたいなら、まず健康は欠かせませんからね」
 俺は礼をいい、渡された傘を差し、ミヤギと並んで帰った。小さい傘だったから、二人とも肩がずぶ濡れになった。すれ違う人々が俺を奇異の目で見ていた。傍目には、見当違いな位置に傘を差している馬鹿に映ったに違いない。
「こういうの、好きだなあ」とミヤギが笑った。
「どういうのが好きなんだ?」と俺は訊いた。
「んーと、つまりですね。周りには滑稽に見えるかもしれないけれど、あなたが左肩を濡らしていることには、とっても温かい意味がある、ってことです。そういうのが好きなんです」
「そうか」と俺はいった。少しだけ顔が熱くなった。

三秋 縋. 三日間の幸福 (メディアワークス文庫)

ねこです。

ねこは あめのひは きほんてきに いえに いますが
ひとは かさを さして おでかけすることも あります。

あさ かさを もたずに とうこうして
かえりぎわ あめが ふりだしとき しょうこうぐちで きになってる ひとに
「いっしょに かえらない?」なんて いわれた ひには フラグせいりつ
ってな もんらしいです。
ねこには よく わかんないですけど。

そういえば 4ひきの トラが ぐるぐるまわって バターになる はなし。
あの トラの 1ひきが しっぽで きように かさを さしてた きがします。
ねこも れんしゅうして させるように しておきたいです。
かさが なくて こまってる ひとと いっしょに かえれるように じゅんび はたいせつ。
でも よくかんがえたら ねこの せより ひくい どうぶつしか かさに いれてあげられない。
べつの ほうほう かんがえます。

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