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君が最後に遺した歌

男の子って、イメージトレーニング好きだよね

「いいね、あの人たちのステージを二人で乗っ取ろうか」
「遠坂の歌声に観客は驚くだろうな。最初は戸惑いつつも、徐々にノリ始めてさ」
「反対に乗っ取られたあの人たちは、すっごい悔しがるかもね」
「それで実行委員がとめに入ったりするんだけど、一度ノッた生徒はとまらないからさ、妨害すらも演出になるんだよ」
「先生もやめさせようとしたり?」
「だけど案外、藤田先生がうまくまとめてくれるかもな。学校内で腕をくすぶらせてたベーシストとかドラマーも、遠坂の歌声に惹かれてステージに上がってくるんだ」
「それいい! ならさ、最後は校歌をライブバージョンにアレンジして歌おうよ」
「それで皆で歌って──その日、学校は一つになった」  
 そこまで空想した段階で、遠坂が盛大にふき出した。
「というか水嶋くん、そもそもギター弾けたっけ?」
「ケンさんの超絶技巧を生で何度も見てるし、イメージなら完璧だな」
「男の子って、イメージトレーニング好きだよね」

一条 岬. 君が最後に遺した歌 (メディアワークス文庫)

ねこです。

スポーツせんしゅは イメージトレーニングが じゅうようって ききます。
たかとびで じぶんが うまく とべる イメージを いしきづけるように
ねこも へいに とびうつる イメージを いつも いしきして
イメージトレーニング しています。

なんども なんども とびうつる イメージを おもいうかべると
そのうち モモンガや ムササビのように とべるような きがしてきます。
でもこれは きっと きがしているだけなので
ぜったい とべないやつ。

でも いつか モモンガや ムササビのように かっくうできたら
ちょっと かっこいいので れんしゅうしてみようかな?