約束、という言葉を進んで使った時、胸がきゅっとした。
「僕はここから見ているだけでいい。それだけで十分に勉強になる」
くわがきあゆ.レモンと殺人鬼(宝島社文庫)
「そうなの?」
「ああ」
耳まで赤くなっている。恥ずかしがり屋のようだ。
「料理人が店を持つには経営手腕も大切だ。店構えとか客の出入りとか見ているだけで意味があるんだよ。だから、君のお父さんにも言わないでほしい」
自分から言い出したことなのに、彼に断られて私はほっとした。何となく、父を含めた家族に彼を見せたくないような気がしてきたのだ。
「わかった。約束する」
私は小声で言った。約束、という言葉を進んで使った時、胸がきゅっとした。
ねこです。
さよなら は わかれ の ことば じゃなくて
ふたたび あう までの とおい やくそく
って やくしまるさん も いってました。
がっこう で まいにち さようなら を いうのは
つぎのひ あう までの やくそく を している ってこと?
こども に とって ほうかご から あさ の とうこう まで
とおい とおい ながい じかん です。
どにち なんて はさんだら それは もう
にどと あえない かも くらい の ながさ。
ちょっと いいすぎ ました。
ところで おとな に なると かえる とき
さよなら じゃ なくて おつかれー って いいます。
なので つぎのひ くるとは かぎらない かのうせい が あります。
もしかして これって ざいたくきんむ じだい ならでは?
……よくかんがえたら ずっとまえから つかわれてました。
ねこ の こうさつ しっぱい。