いわゆる天使の文化祭

私が半分、背負ってあげる。もし駄目だったら、一緒に落ち込もう

「きみのあんな顔を見せられて、私が平気でいられると思ったの?」
 囁くような声で言う柳瀬さんは、怒っているような、悲しんでいるような、どちらともつかない目で僕の目を覗き込んでいる。何千何万という多彩な表情を見せる人だが、こんな表情を見せられたのは初めてだった。
「……きみの考えてることくらい、分かるんだよ」
 柳瀬さんは僕の目を見たまま言う。僕は目をそらすことができなかった。
「二年三組、頑張ってたもんね。中止になんてなったら、みんなどれくらい辛いだろうって、悩んだでしょう。きみは優しいから」
 僕は何も言えなかった。柳瀬さんも、次の言葉を探す様子で少し間をおいた。
 それから、ふっと微笑んだ。
「私が半分、背負ってあげる。もし駄目だったら、一緒に落ち込もう」
「柳瀬さん……」

似鳥鶏.いわゆる天使の文化祭市立高校シリーズ(創元推理文庫)

ねこです。

ぶんかさいは みんなで つくりあげる ものです。
なかまが いると つらさ はんぶん たのしさ2ばい。
まいにち のこって じゅんびするのも つらくありません。
つらさ はんぶんどころか たのしさに かえていく ふしぎ。
これって ぶんかさいマジック?

ぶんかさいマジックといえば ぶんかさいで こうさい はじめる カップル おおきこと。
きのうまでは とくに なんともなかった ふたりが
なんだか なかよさげに みえる。

なんなら ぶんかさいの だしものも マジックだったりして
ぶんかさいの マジックの れんしゅうで なかよくなる ぶんかさいマジック。
もう なにがなんだか よくわかりません。

とにかく ぶんかさいには いろんな マジックが あるっぽい。

そんな ぶんかさいマジックを つかうことができない おとしごろの おねいさんは
まずは なかまを つくるところから はじめるひつようが ありそうです。
なかまを つくれば まいにち のこって ざんぎょうも つらくないかも?

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