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夏期限定トロピカルパフェ事件

死にはせんよ

 健吾は店のドアの脇に、腕組みをして仁王立ちしていた。白と青のラガーシャツにカーキ色のパンツ。ラガーシャツというか、健吾が着ると本当にラガーマンみたいだ。口をへの字にして、自転車を停めるぼくを睨んでいる。
「来たか」
「どうも、ご馳走になるよ」
「折角だ、たらふく食っていけ。……行くぞ」
 重々しく言うと腕組みを解き、健吾はドアを押す。途端、
「らっしゃいっ!」
 と掛け声が響いた。厨房の中には白い調理服に身を押し込めた、健吾よりひとまわり大きな髭面の男。男の威勢に負けじと、健吾も声を張り上げる。
「タンメン、激辛大盛二丁!」
「はいよ、タンメン激辛大盛二丁!」
え、激辛って。
「ちょ、健吾、ぼくは激辛は」
 背中をばしんと叩かれた。
「心配するな。舌が死ぬほどは辛くない」
「健吾はそうでも、ぼくはどうかな」
「死にはせんよ」

米澤穂信.夏期限定トロピカルパフェ事件小市民シリーズ(創元推理文庫)

ねこです。

タンメン と タンタンメン と ワンタンメン。
ねこには ちょっと くべつ むずかしい。
やさい たくさん が タンメン
からくて ひきにく のってるのが タンタンメン
ワンタン のってるのが ワンタンメン。

でも げきから な タンメンも あるので
げきから で やさい たくさん が げきからタンメン
げきから で ひきにく のってるのが げきからタンタンメン
げきから で ワンタン のってるのが げきからワンタンメン。

もう ねこ ついていけません。
そのうえ ときたまご はいってる ニュータンタンメン なんてのも あるので
げきから で ときたまご はいってるのが げきからニュータンタンメン。

メン の みち は なかなか に めんどう です。

春期限定いちごタルト事件

『当然ナントカだ』と言うとき、それは大抵当然ではない

「ここに分岐がある。サカガミは、なんのために免許を取ろうとしているのか。
 その一。車を運転する許可を得るため。
 その二。身分証明書を入手するため。
 付け加えるその三その四、ある?」
 健吾はゆっくりと首を横に振った。
「ない。が、その二つなら、当然前者だろう」
「『当然ナントカだ』と言うとき、それは大抵当然ではない」
 アフォリズムめいたことを適当に言って、ぼくは続けた。
 「ぼくは、疑わしいと思う。分岐のその一は、要するにサカガミは通常の手続きを踏んでいるだけで、なんの後ろめたさもないってことになる。けどね、」
 話の途中で、言葉を差し挟まれた。

米澤穂信.春期限定いちごタルト事件小市民シリーズ(創元推理文庫)

ねこです。

さいきん あめ ばかりで そと に でられません。
いえ の なか に いると ついつい うたたね してしまって
そうなると とうぜん よる ねむれなくなります。

とつぜん の かぜ に ふかれて むちゅう で なにか を さがしたい きぶんです。
いま の わかい こ は わからないかも な うた の かし ですが
しらべて みたら ZARD の さかいいずみさん の さくし でした。
おねいさん も しらなかった 29ねんめ の しんじつ!

おっと こんかい は とつぜん じゃなくて とうぜん の はなしでした。

とうぜんって ことば は あるしゅ きめつけてきな そくめん が あります。
どっちえらぶ?ねこ は とうぜん ○○ だよね!?なんて いわれると
いわれたほう じゃないほう えらびたくなります。
あれ?これって しんりそうさ されてる?

ときに すいりもの では とうぜん を うたがうことに よって なぞ を とく。
とうぜん を うたがうことは とうぜんのこと。
それが すいりもの の だいごみ。

ちょっとまって
この 「とうぜん を うたがうことは とうぜん」 も うたがわないと いけない?
うたがうこと を うたがいつづけて なにがなんだか わからなくなってきました。

よる ねむれなくなったら きちんと かんがえたいと おもいます。

Iの悲劇

万願寺さん。実は宇宙人はもう地球に来ているんですよ

「ガソリンに鉛が入っていたのは昔の話だよ。いまは入ってない」
「え、そうなんですか」
「鉛添加が禁止になったのはもう何十年も前、俺が生まれる前の話だぞ。もちろん河崎さんだって生まれてなかった。ガソリンで鉛中毒なんて、そんな話をどこで仕入れたのか不思議なぐらいだよ」
 観山は首を傾けた。
「教えてあげればいいのに」
 ああ!知らないことを教えてすべてが解決するなら、市職員はなんと楽な仕事になるだろう。
「教えたよ」
「どうなりました?」
「全部のガソリンに一切鉛が入っていないと言い切れない以上は、入ってると考えるのが当たり前だって言われた」
「ははあ」
 道が大きなカーブに差しかかり、観山が体を突っ張って慣性に耐える。曲がりきって道が真っ直ぐになったところで、つまらなそうに言われた。
「万願寺さん。実は宇宙人はもう地球に来ているんですよ」
 軽薄なところはあるが、観山は頭の回転が速い。
「来ていないとは言い切れないからな」
「ですね」
 冗談を交わしたはずなのに、二人とも、にこりともしなかった。
 疲れているのだ。

米澤穂信.Iの悲劇(文春文庫)

ねこです。

うちゅうじん は います。
あかくて むにょむにょ していて きゅーばん で はりつく あれです。
あかい から きっと かせい から きた かせいじん です。

でも ここ にほん では つかまえられて たこやき に されます。
たこやき は おいしい です
やきシリーズ の なか では たいやき の つぎ くらい に おいしい です。
たこやき に される なかま を たすけに きたものの
つかまって たこやき に される たこループ。

ちきゅう に ほか の うちゅうじん が しんりゃく してこない のは
かせいじん が「ちきゅうじん まじ やばい」って じょうほう を
うちゅうじゅう に はいしん しているから かも。

もうちょっと たこやき たべて うちゅうじん びびらせて おきたい ところ です。