罪の余白

人は、遺伝子を残すために生きているのではない。物語を刻むために、生き続けるのだ。

 進化には目的はない、という結論はひどくむなしいものに思えた。命を賭けた失敗が次の世代に活かされないのなら、ただの死に損じゃないか、と憤りすら感じた。頭の中には、首が短いためにエサを採れずにやせ細ったキリンのイメージがあった。
 じゃあ、どうして生きるんだろう。
 安藤は疑問よりも苛立ちを込めて思った。子孫を残すため?だったら子どもを作れない人間は生きている意味がないことになるのか?中学生らしい真剣さで考え続けた。当時は好きな女の子もおらず、自分が結婚して父親になる日が来るとは想像もできなかった。そのうちに別のことに興味が移り、考えるのをやめてしまった。
 けれど今、安藤はその答えがわかったような気がしていた。
 人は、遺伝子を残すために生きているのではない。
 物語を刻むために、生き続けるのだ。
 何が好きで、何が嫌いで、何が怖くて、何が得意で、どんな癖があって、何を考えていて、何をして、何に笑ったか。

芦沢央.罪の余白(角川文庫)

ねこです。

あんぱん の かお を もつ あの せいぎ の みかた も
なんの ため に うまれて なに を して いきる の か
って テレビ の まえ の おともだち に といかけて います。

ねこ は なぜ うまれて きた の だろう。

あんまり かんがえた こと なかった けど
きっと もふもふ を ふりまく ことで せかい に へいわ を もたらす
たぶん そんな しめい を おって いる き が します。

おねいさん は もふもふ してない ので せかいへいわ に こうけん できない!
これは ねこ だけ の とっけん!

がんばって これからも もふもふ を ふりまいて いきたい です。

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