三千円の使い方

お花は足がないのよ。つらくても苦しくても、そこにいるしかないの

「ちゃんと言っていきなさいよ、庭の水やりができないじゃない」
 あさっての方向から 小言 を言われて驚いた。そこで、自分が勝手な思いこみで彼女に怒りをぶつけていたことに気がついた。
「すみません」
 考えてみれば、琴子さんみたいな人が、こちらから相談したのならともかく、頼まれてもいないのに、人の事情に首を突っ込んでくるはずがない。
「秋といえど、まだ、暑いんだからね。そろそろ、 秋 蒔きの白菜とか絹さやの種をあげようかと思ってうかがったら、誰もいなくてお庭の花がしょぼんとしているんだもの。かわいそうでびっくりしちゃった。慌ててお水を 撒いて」
「ありがとうございます」
「お花は足がないのよ。つらくても苦しくても、そこにいるしかないの。植えたのは人の勝手な事情なのよ。だから、ちゃんと責任もって」
 この人は、花と畑のことになるとムキになる。そこがかわいいんだが。

原田ひ香.三千円の使いかた(中公文庫)

ねこです。
なんと!おはなには あしがないのです!
いえ、すみません。しってました。
おはなは あしの かわりに ネッコがあります。
なんとなく ネコっぽいので しんきんかんわきます。
ねこは たいふうで かんたんに とばされますが
おはなは ネッコで ふんばります。
ふんばりりょくは おはなのほうが うえ!
あ、でも たんぽぽの わたげは かぜに のって とんでいきます。
あれはあれで うらやましい。
ねこの とばされるとは わけがちがいます。
ねこも わたげみたいに ふわふわとんで いろんなところに たびしたい。
もうちょっと わたげみたいな ふわふわかんを めざしてみます。

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