人間ってのは、何かと何かを比べたときに、いつも錯覚を起こすんだって
「月が目の錯覚で大きく見えるってことを教えてくれたときにさ──」
森沢明夫.夏美のホタル(角川文庫)
「うん……」
「地蔵さん、すごくいいことを言ってくれたんだよ」
「え、地蔵さん、なんて?」
「人間ってのは、何かと何かを比べたときに、いつも錯覚を起こすんだって。だから、自分と他人をあまり比べない方がいいって」
夏美は前を向いたまま、静かに月を見詰めていた。
ぼくは勝手にしゃべり続けた。
「他人と比べちゃうとさ、自分に足りないものばかりに目がいっちゃって、満ち足りているもののことを忘れちゃうんだってさ。俺さ、それって、すごくわかる気がするんだよな」
ねこです。
となり の しばふ は あおい なんて よく いわれます。
となり の しばふ を みなければ き に ならなかった のに
にんげん って いろいろ くらべたがり。
とくに じぶん が もってない もの だと よけい に め が いく。
こういうのは ないものねだり って いう らしい。
あれ?ないものねだり って ことば みたら
なぜだか チャーハン が たべたく なって きたよ?
れいとうこ の なか には れいとうパスタ は あるけど
れいとうチャーハン は ない。
チャーハンたべたい!チャーハンたべたい!
あー ねこ も ないものねだり しちゃってる。
はんせい します。