鍵のない夢を見る

夢見る力は、才能なのだ。

 どうしてだろう。
 私には、もう何にも、清潔なものも、きれいなものも、憧れていたものは二度と手に入らない気がする。何も選べない気がする。
 夢見る力は、才能なのだ。
 夢を見るのは、無条件に正しさを信じることができる者だけに許された特権だ。疑いなく、正しさを信じること。その正しさを自分に強いることだ。
 それは水槽の中でしか生きられない、観賞魚のような生き方だ。だけどもう、私にはきれいな水を望むことができない。これから先に手に入れる水はきっと、どんなに微量であっても泥を含んでいる気がした。息が詰まっても、私はそれを飲んで生きていくしか、ない。

辻村深月.鍵のない夢を見る(文春文庫)

ねこです。

なにも しらない から こそ ゆめ は みられる って きいた こと が あります。
そして その ゆめ へ の みち を しらべて その みち の けわしさ を しって
なお その みち を すすむ もの こそ ゆめ を かなえられる とも。

ねこ の ゆめ は にんじゃ に なる こと ですが
ひび しゅぎょう がんばって ます。

おねいさん が うえた ピーマン の なえぎ を みょんみょん と とびこえたり
おねいさん が おとす かぎ や スプーン の おと を ききわけたり
おねいさん が なげる ちくわ を すばやく てつアレイ を さけながら とったり

にんじゃ の みち は けわしい けど いつか なれると しんじて います。
にんじゃ に なったら まさむね と えんげつりん そうび するのです!
ねこ ってば さいきょー!

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